どうもみう太です(ΦωΦ)
時の流れは早いもので、あれだけ待ち遠しく思っていたNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)専用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の発売も気づけばあと半月ほど…、またハチャメチャな大乱闘を楽しむ日々になりそうです。
その魅力は何といっても『全員登場!』なプレイアブルキャラクターの多さで、一通り使ってみるだけでもかなりのボリュームになりそうで、今からとても楽しみです。
スマブラSPに参戦しなかったファイター
スマブラSPで操作できるファイターはなんと全74体、更に早期購入特典として配信される『パックンフラワー』を加えれば75体と、対戦格闘ゲームとしても圧巻と言えるキャラクターの数です。
更にDLCとして5体のファイターが追加される事も明かされており、最終的にはついにファイターの数が80にも及ぶとなると、1~2年くらい平気で遊び続けられそうな気がします…!
が!こういったオールスターのゲームと切っても切れないのは『参戦希望ファイター』の話で、『どうにかこのキャラクターをスマブラに出してくれ!』という要望も少なくありません。
DLCで追加されるファイターはすでに内訳が決まっていて、要望を受け付ける事は出来ないと公式でもアナウンスされていますが、逆に一部のキャラクターに対しては『何故まだスマブラに出ないんだ!』と言われる事もあり、より一層DLCに関しての注目が集まっています。
因みに、私が独断でDLCを予想した記事もありますので、よろしければ見てみてくださいね!
今回はそんな、知名度は高いのにスマブラに参戦していないキャラクターの理由を考えてみようかと思います(ΦωΦ)
決まった形がない?『バンダナワドルディ』
色々な方のブログやTwitterを覗いてみると、特に参戦予想の多かったキャラクターが『星のカービィ』シリーズに登場する『バンダナワドルディ』ではないかと思います。
ワドルディと言えば『星のカービィ』における代表的なザコ敵ですが、Wiiで発売された『星のカービィ Wii』ではバンダナを巻いた特別なワドルディが仲間になり、カービィやメタナイト、デデデ大王とも遜色ない活躍を見せていました。
その後も『星のカービィ トリプルデラックス』や『ロボボプラネット』といった作品でもカービィを助けてくれる他、最新作である『星のカービィ スターアライズ』においては『ドリームフレンズ』として再び自分で操作する事が可能です。
ワドルディは『星のカービィ』を遊んだことがあればどなたでも知っていて、この『バンダナワドルディ』という特別な個体であれば十分個性もあり、スマブラへの参戦も可能性が高いのではないかと言われていましたが、結局スマブラSPになっても参戦は実現しませんでした。
考えられる理由としては、本来ワドルディはあくまで一般的なザコキャラクターで、スマブラで他のファイターと張り合うようなポテンシャルは無いというのもあるかもしれません。
しかし、スマブラSPでは『スーパーマリオ』シリーズのザコキャラクターである『パックンフラワー』も参戦を決めていので、必ずしも『ザコ敵である』事が原因だとは考えにくそうです。
他の理由を何か考えてみると、例えば『バンダナワドルディ』というキャラクターが『不動のもの』ではないから…が挙げられるかもしれません。
現在『星のカービィ』から参戦しているキャラクターは『カービィ』『メタナイト』『デデデ』の3名ですが、主人公であるカービィは当然として、メタナイトとデデデに共通する『20年前から変わらない』点がスマブラ参戦には強いのではないかと思います。
そしてこの3名は恐らくこれから10年後、20年後であっても変わらない姿だと思うのですが…、一方で『バンダナワドルディ』はそうとは限りません。
『バンダナワドルディを説明してみて』と聞けば、多くの人が『ワドルディが槍を持ってバンダナを巻いている』と答えると思いますが、もしかしたら星のカービィの次回作においては変更されている可能性もあり、『今作はメタナイトが仲間でない代わりに、ワドルディが剣を持って戦う!』や、『ワドルディ専用のまったく新しい武器をもって登場!』なんて事もあり得るのではないかと思います。
そうなると、もしもスマブラSPに槍を持ったワドルディが参戦したとしても、原作の方で設定が変わればスマブラのワドルディとも食い違ってきますし、次回作のスマブラではモーションも大幅に作り直す事になってしまいます。
『ワドルディ』というキャラクターがスマブラに参戦するには十分な人気と知名度を持っていますが、『バンダナワドルディは必ずこの武器!』というのが明確に決まっていないと、今の現状でスマブラに出すのは難しいのかもしれません。
こちらも設定の定まっていない『ワルイージ』
同じくスマブラへの参戦要望の多いキャラクターに、スーパーマリオシリーズに登場する『ワルイージ』が挙げられています。
ワルイージは『ルイージ』のライバルとして生み出されたキャラクターで、ニンテンドー64で発売された『マリオテニス64』にて、ワリオのパートナーとして初登場しました。
その後は『マリオパーティ』や『マリオカート』などを中心に登場作品を増やし、今や知名度はかなり高いものになっています。
しかし、そのワルイージは特に海外で多くの要望が出ていながらも、残念ながら今作でもアシストフィギュアとしての登場であり、プレイアブルキャラクターではない事が明らかになっています。
状況としては考えてみればこちらもバンダナワドルディと似ていて、ワルイージというキャラクターは実は確定している設定が意外と少なく、例えば『マリオカート8』では最高速に優れた重量級に設定されているのですが、『マリオカートDS』では能力のバランスの良い中量級に設定されていたり、『マリオテニス』においては動きは遅い代わりに長い手足を活かしたテクニックタイプなのに、『マリオストライカーズ』ではヨッシー以上の俊足で強烈なタックルが持ち味だったり…、作品によってかなり特徴が異なっています。
現状ではどちらかと言えばワルイージはテクニックに優れたキャラクターというイメージが強くなっていますが、この印象は後の作品でまた変わってしまう可能性があり、スマブラでイメージを作るのは難しいように思えます。
例えば、『マリオカート8』の設定を反映して『重くてパワーのあるキャラクターにしました!』とスマブラに参戦したとしても、後のスーパーマリオシリーズ本編で『スリムな体からの身軽なアクションが得意!』と登場してしまうと、やはりスマブラと原作で個性が大きく違ったキャラクターになってしまいます。
シリーズ本編に登場できるポテンシャルを持っているキャラクターであるからこそ、まずは原作でワルイージのイメージを明確にしなければ、スマブラへの参戦はなかなか出来ないのかもしれません。
スマブラが原作を超えてしまう?『スティーブ』
スマブラへの参戦ファイターで特に注目を集めるのが、任天堂以外のメーカーとコラボした『ゲストキャラクター』ではないかと思います。
これまでも『ロックマン』や『ソニック』、『パックマン』などの世界的に有名なキャラクターが参戦し、スマブラSPでも『悪魔城ドラキュラ』の主人公である『シモン』や『リヒター』などが参戦して話題になりました。
このゲストキャラクターの中でも特に予想の声が多かったのが、『マインクラフト』の主人公である『スティーブ』です。
『マインクラフト』は恐らくほとんどの人が知っていると思いますが、『サンドボックス』と呼ばれるジャンルを広めたゲームの1つで、自分で掘り出したブロック状の石や木材を並べ直して自由に村や町を作る事も可能です。
その人気は凄まじく、現在全世界で1億4400万本以上を売り上げており、Wii Uやニンテンドースイッチでも発売されています。
マインクラフトは現在『Xbox』を開発しているマイクロソフトが権利を持っているので、任天堂とは直接的なライバル関係とも言えるのですが、任天堂のハードで発売されたマインクラフトには『スーパーマリオ』をモチーフにしたスキンが収録されていたり、任天堂のYoutube公式チャンネルでは『よゐこ』の2人がマインクラフトに挑戦する動画が上げられていたり、近年は比較的友好的な関係を築いているように思えます。
その為、スマブラSPにもマインクラフトからキャラクターが登場するのではないか?と期待されていましたが、残念ながら今回は実現しませんでした。
キャラクターとしての知名度や人気は申し分ないので、不参加の理由はやはり版権的な問題が1番に挙げられそうですが…、根本的にスマブラに落とし込むには難しい部分もあるのかもしれません。
マインクラフトを見た事があれば分かると思いますが、基本的にスティーブの取れるアクションはあまり多くはなく、走ったりジャンプしたり、手に持っているものでひっぱたいたり、手持ちのブロックを積み上げたり、あとはせいぜい弓で矢を放ったり…、スマブラにおいて基本動作である『しゃがむ』事すら出来ません。
(『かがむ』くらいは出来るけど)
そうなるとスマブラに参戦させる場合、かなり多くのアクションにおいて脚色が必要になってきますが、任天堂ではなく他社のキャラクターとなると勝手に脚色するのはリスクがあるのではないかと思います。
例えば、スマブラに合わせてスティーブを作るとなると『しゃがむ』や『掴んで投げる』、『崖につかまる』、『緊急回避で素早く動く』や『上必殺技で上昇する』などなど…、ほとんどのモーションがスマブラのオリジナルになると思いますが、あまりにオリジナルの要素を多くすると、本家の『マインクラフト』にスマブラのイメージが持ち込まれてしまう可能性があります。
それを言えば『ロックマン』も原作ではしゃがみませんし、『ストリートファイター』や『悪魔城ドラキュラ』にも緊急回避はありませんが、彼らはそれらオリジナルの要素を上回るほどに原作を意識して忠実にモーションが作られています。
しかし、スティーブにおいてはそうはいかず、逆にユーザーがマインクラフトを遊んでいたときに『スマブラならしゃがめたのに!』や『スマブラならこのくらいジャンプ出来るのに!』など、スマブラのアクションのイメージが原作を上回ってしまうと、任天堂にとってもマイクロソフトにとってもあまり良くない影響を与えてしまいそうです。
他社からのゲストキャラクターはいずれも原作を再現している部分が多く、本来メインとなる任天堂のキャラクターと比べて力の入れ具合に格差があると言われる事もありますが、むしろ逆に『原作を意識したアクションしか使えない』という側面もあるかもしれません。
任天堂はある程度アクションが脚色される事も織り込んでスマブラの開発を託していますが、他社となると無暗にオリジナルの動きを入れたキャラクターは作りにくいのではないかと思います。
DLCで追加される可能性はある
という訳で、今回はネット上で多くの予想が挙がっていた3人について、逆にスマブラに参戦しなかった理由を考えてみました。
言わばほとんど妄想というか、根拠のない話ではあるのですが…、以前からこれだけ話題になっていたにも関わらず参戦しなかったとなると、参戦できなかった『何か』があるのではないかと思い、色々と考えてみた結果が以上になります(ΦωΦ)
こういった理由から以前のDLCを予想する記事にも彼らは入れなかったのですが、前作のDLCにおいて要望によって『リュカ』や『ロイ』が復活を遂げたり、今作において見送られていた『クロム』が参戦を決めたりと、ユーザーのフィードバックから参戦に漕ぎつけたファイターも数多くいるので、可能性は十分に残されていると思います。
しかし、参戦を果たしていないキャラクターについてもその理由を考えてみると、何が原因なのかが少し見えてくる部分はあるかもしれませんね。