どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)
Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)で『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』が発売され早くも半年以上が経過しましたが、『ジョーカー』を皮切りに『勇者』や『バンジョー&カズーイ』もDLCで配信され、今もなお新鮮な気持ちで楽しんでいます。
ファイターパスは『テリー』を含めてあと2人予定されていますが、まさかの6人目以降のファイター制作まで発表され…、今後どのようにスマブラSPが進化していくのかもとても楽しみです!
※この記事は2018年3月11日に公開した記事を再構築したものです。
※2019年11月1日に紹介キャラを6人から9人に増やしました。
『うちのキャラクターを出してくれ!』
スマブラと言えば『ニンテンドー オールスター』なゲームですが、近年では他社とのコラボレーションもかなりの広がりを見せており、ソニックやロックマン、パックマン、リュウ、更には『メタルギア』のスネークや『ファイナルファンタジー』のクラウドなどなど…、予想外なビッグタイトルからもキャラクターが参戦しています。
『任天堂のキャラクターをもっと増やして欲しい』という意見も少なからずありますが、他社からのゲストキャラクターは誰しもが気になるところで、次はどことコラボするのかにも注目が集まっています。
これまでゲストで参戦したキャラクターはいずれも知名度が非常に高く、コラボをするにはかなり高いハードルがありますが…、それでも『我が社のキャラクターを出して欲しい』と公言する開発者も少なくありません。
今回はそんな『スマブラへのラブコール』が出されているキャラクターを紹介しようと思います(ΦωΦ)
海外では参戦しないのが不思議なレイトン教授
1998年に設立された『レベルファイブ』は、『妖怪ウォッチ』や『イナズマイレブン』といったタイトルが日本で一大ブームを引き起こしましたが、中でも『レイトン教授』のスマブラ参戦が予想する人は少なくありません。
Wiiの『大乱闘スマッシュブラザーズX』発売後、2008年3月に九州ゲームフォーラムというイベントが催され、スマブラのディレクターである桜井政博さんの他、レベルファイブの日野社長や、サイバーコネクトツーの松山社長など、第一線で活躍するクリエイターが集まりました。
そんな中、話題はスマブラXの続編についてに切り替わり、当時は『4作目を作るかも分からない』と桜井さんは答えていましたが、日野社長は『続編にはレイトンを入れて欲しい。桜井さんに全部お任せしますよ。』と、参戦の要望を出していました。
レイトン教授は『大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS / Wii U』に参戦する噂が発売前に出ていたものの、最終的に参戦は叶わず、今でもレベルファイブとのコラボレーションは実現していません。
特に海外では任天堂が『レイトン教授』シリーズの販売を担当しているので、レイトンを任天堂のキャラクターだと思っているユーザーも多く、逆に何故スマブラにレイトン教授の要素がないのか?という意見も出ています。
キャラクターとしての知名度は十分高いと思いますが、日本では『妖怪ウォッチ』の人気がそれ以上に爆発した事や、大泉洋さんが声優を務めた事がネックになりそうです。
しかし、『レベルファイブ』の名前を広めたゲームの代表作は『レイトン教授』であり、スマブラへの参戦を考えるなら、まずこのタイトルからなのかもしれません。
世界で最も売れたテイルズのロイド
前作『大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS / Wii U』は開発にバンダイナムコが関わる事が当時話題になりましたが、その繋がりからゲストキャラクターが参戦するのではないか?と予想されていました。
最終的には『パックマン』が参戦する事になりましたが、発売前のインタビューにて、テイルズのプロデューサーである吉積信さんは『桜井さんに頼めばテイルズのキャラクターは出るかもしれないし、ディレクターの樋口もそれを見たいと思う。』と答えていました。
しかし、例えそれを望んだとしても、参戦するキャラクターについては桜井さんに任せているので、無理にプッシュしてまで出して欲しいとは考えていない、ともコメントされています。
また、参戦するなら任天堂のハードでリリースされたテイルズの必要があると吉積プロデューサーは認識しており、それは『テイルズ オブ シンフォニア』や『テイルズ オブ ジ アビス』、『テイルズ オブ ハーツ』になるだろうとコメントしています。
ただし、これは2012年当時のインタビューであり、今では主だったタイトルがPSで発売された『クラウド』や『スネーク』、『ジョーカー』、Xboxでリリースされている『バンジョー&カズーイ』、ネオジオ作品の代表的なキャラクターである『テリー』など…、昔と比べてそこまで厳しい縛りはないかもしれません。
具体的なキャラクターの名前は挙がりませんでしたが、テイルズシリーズはゲームキューブとPS2で発売された『テイルズ オブ シンフォニア』が世界で160万本を販売しており、その主人公である『ロイド』の参戦が最も可能性として高そうです。
実際、直接的な参戦はしませんでしたが、『for 3DS / Wii U』の時はMii用のコスチュームが用意され、そういった意味では他の候補キャラクターより一歩リードしている…のかもしれません。
アシストフィギュアとして参戦を果たしたショベルナイト
『Yacht Club Games』の開発した『ショベルナイト』は、今やインディーゲームの代表格とも言える作品であり、日本ではパブリッシャーとなった任天堂から発売されています。
8bitで描かれた横スクロールのアクションは、さながらファミコン時代のレトロゲームを彷彿とさせるデザインですが、シンプルかつ奥深いアクション性は非常に評価が高く、2014年の発売から5年経った今でもなお根強いファンがいます。
現在もDLCの開発が続いているショベルナイトですが、『Yacht Club Games』は次に『スーパーマリオ64』のような3Dのショベルナイトが作りたいとコメントしており、新しいジャンルへの挑戦を前向きに考えているようです。
ショベルナイトは『ユーカレイリー』という3Dアクションゲームにもゲストで登場しており、それに伴って初めて3Dモデルになったショベルナイトが登場しました。
この3Dのモデルを見てショベルナイトの開発者はとても喜んでおり、『次はスマブラでショベルナイトを見れたら最高だ』とコメントを残しています。
そして、スマブラSPではプレイアブルキャラクターとして参戦はしなかったものの、アシストフィギュアとしてショベルナイトが参戦を果たしました。
『サイボーグ忍者』や『ボンバーマン』など他社から選出されたアシストフィギュアは他にもいますが、インディーゲームのキャラクターがスマブラの舞台に立ったのはショベルナイトが初であり、ある種の快挙とも言えそうです。
ショベルナイトはもともと2Dのアクションゲームであり、スマブラの世界に落とし込んでも違和感があまりなかったので、次回作ではステージや音楽も含めてファイターとして参戦して欲しいところです。
地味ながらスピリットに登場するシャンティ
『シャンティ』もアメリカの『WayForward Technologies』が開発するインディーゲームで、ショベルナイトと並ぶ代表的なアクションゲームとして知られています。
こちらも2Dのアクションゲームですが、ショベルナイト以上にアニメーションやビジュアルに力が入っており、日本に影響を受けたキャラクターデザインは近年国内でも注目を集めています。
1作目は2002年発売、今年で18年目という意外な長寿タイトルであり、海外では度々スマブラへの参戦希望キャラクターとして名前が挙がっています。
『大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS / Wii U』では、参戦して欲しいキャラクターを調査する『スマブラ投稿拳』という企画がありましたが、開発の『WayForward Technologies』はシャンティへの投票を呼び掛けており、また、日本でパブリッシャーを務める『インターグロー(現・オーイズミ)』も、シャンティの参戦を後押しするキャンペーンを行っていました。
大乱闘スマブラ参戦ファイターにシャンティを投票しよう!
このツイートをRTしてくれた方1名に『シャンティ -海賊の呪い-』製品版とシャンティ生みの親のMatt Bozon氏のイラスト&サイン入りジャケットをつけて一名様にプレゼント!#スマブラ投稿拳 #Shantae4Smash? Amuzio (@oizumiamuzio) 2015年9月28日
残念ながらファイターとしての参戦は叶いませんでしたが、スマブラSPでは密かにスピリットで登場しており、こちらもインディーゲームとしては大躍進と言えそうです。
日本での知名度はまだ少し低い印象もありますが、開発者であるマット・ボゾンさんは日本のアニメをとても好んでいて、日本的な要素を強めるために日本人のイラストレーターを起用したり、最新作『Shantae and the Seven Sirens』では、『キルラキル』や『プロメア』で知られる『トリガー』にアニメーションを依頼したりなど…、これから日本で爆発的に人気が出るポテンシャルも秘めていそうです。
何よりシャンティはとても華やかでセクシーな女性キャラクターなので、そういった意味でもスマブラへの参戦を希望するファンは多いかもしれません。
ビームカタナとプロレスとトラヴィス・タッチダウン
『グラスホッパー・マニファクチュア』の代表を務める須田剛一さんは、自身の代表作である『ノーモア★ヒーローズ』の主人公、『トラヴィス・タッチダウン』をスマブラに参戦させて欲しいと要望を出しています。
『ノーモア★ヒーローズ』は2007年にマーベラスから発売されたWii専用ゲームで、シンプルかつ爽快感のあるアクション性と、Wiiリモコンを活用したダイナミックな操作方法が話題になり、2010年には続編となる『ノーモア★ヒーローズ2』や、より高解像度でビジュアルが強化された『ノーモア★ヒーローズ 英雄たちの楽園』が発売されました。
調べたら海外では『UBI SOFT』から発売されていたのも話題だったみたいです。
ディレクターの須田剛一さんはカルフォルニアで行われたプレスイベントにて、実はこれまでも何回か桜井さんにスマブラへの参戦をお願いしており、いつも笑ってごまかされる事を明かしました。
しかしその希望は今でも残っているらしく、『次は逃がさないですよ。』と、より一層スマブラへの参戦を熱望しているようです。
『ノーモア★ヒーローズ2』が発売されてからしばらく新作の発表はありませんでしたが、2017年1月の『ニンテンドースイッチ プレゼンテーション2017』では須田さんがステージに登壇し、2019年1月には久しぶりの完全新作となる『トラヴィス ストライカーズ アゲイン』がリリースされました。
そして2019年のE3では『ノーモア★ヒーローズ3』が2020年に発売予定であると発表され、停滞していたシリーズが加速的に展開しています。
こちらもまだキャラクターとしての知名度は少し低いと思いますが、例えシリーズ作品が少なくとも『ベヨネッタ』や『ジョーカー』のような鮮烈な印象をユーザーに与えられれば、ゆくゆくは参戦の可能性もあるかもしれません。
Xboxのボスも認めたバンジョー&カズーイ
2019年9月5日にDLCで配信された『バンジョー&カズーイ』ですが、こちらもかねてからスマブラに参戦するのではないか?と予想されていたキャラクターの1人です。
『バンジョーとカズーイの大冒険』は1998年にニンテンドー64で発売されたタイトルで、かつて任天堂の子会社であった『レア社』が開発を担当しており、非常に作り込まれたグラフィックと自由度の高いフィールドが大きな人気を集めました。
その後『バンジョーとカズーイの大冒険2』も発売されましたが、しかし2002年に任天堂はレア社のグループをマイクロソフトに売却し、残念ながら任天堂から新作が発売される事は無くなってしまいました。
レア社がニンテンドー64で最後に開発した『Conker’s Bad Fur Day』のオープニングでは、主人公のコンカーがチェーンソーでニンテンドー64のロゴを切り捨て、懐から取り出したレア社のロゴを見て頷くといった挑発的な内容から、当時から任天堂との不仲説が有名でした。
(レア社の開発が遅い事が原因と言われていましたが、その不仲説は否定されたそうです。)
また、マイクロソフトは『Xbox』を開発している会社であり、いわば任天堂とは直接的なライバル関係にもあるので、レア社がバンジョーとカズーイの版権を持っている限り、スマブラへの参戦も難しいだろうという意見も多く出ていました。
@PedroDarkinson I think it would be cool if Banjo was in the next SSB DLC. We’ve worked with Nintendo on Rare IP before, no issues.
? Phil Spencer (@XboxP3) 2015年4月3日
しかし、こちらも『大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS / Wii U』の『スマブラ投稿拳』の際に、Xboxチームのボスと呼ばれるフィル・スペンサー氏が、『任天堂の頃のレア社のIPだし、スマブラに出れば最高にクールだと思う。』と、参戦に前向きなツイートを残しています。
また、レア社の社員も投稿拳に『バンジョー』や『コンカー』など思い思い投票しており、スマブラへの参戦に関する反発は特になかったようです。
本来、ライバル関係の会社からキャラクターがゲスト参戦する事は通常あり得ないのですが、近年の任天堂とマイクロソフトは結びつきを強化しており、マイクロソフトの『マインクラフト』に『スーパーマリオ』のスキンを登場させたり、クロスプラットフォームによるネットワーク通信を実現したりと、少しずつですが協力関係を築いています。
スマブラSPの5人のDLCは任天堂が候補のキャラクターをリストアップし、桜井さんが実現できるか判断を下したと言われていますが、もしそうであれば任天堂が『バンジョー&カズーイ』を指定したという事であり、だからこそついに参戦を果たしたのかもしれません。
DLCで呼ばれたかったニーア オートマタ
近年『ベヨネッタ』や『アストラルチェイン』といったタイトルの開発で有名な『プラチナゲームズ』ですが、2017年2月にスクウェア・エニックスから発売された『ニーア オートマタ』の開発も担当していて、こちらも『日本ゲーム大賞2017 優秀賞』や『PlayStation Awards 2017 ユーザーチョイス賞』など、数々の賞を受賞した話題作です。
『ニーア オートマタ』はPS4とXbox One、そしてSteamでしかリリースされていないので、スマブラに参戦を希望する声は少なからずありましたが、可能性は限りなく低いだろうと思われていました。
しかし、DLCのファイターパスで『ペルソナ5』の参戦が決まり、あまり任天堂と関りが少ないキャラクターも可能性があるのではないかと考えられ、そこから『ニーア オートマタ』の主人公『ヨルハ二号B型(通称2B)』の参戦を予想する声も最近は増えています。
2Bはそのスタイリッシュなビジュアルも人気が高く、またバンダイナムコの格闘ゲーム『ソウルキャリバー』にもゲストで参戦しているので、スマブラの世界でも参戦すればかなり面白いファイターになるかもしれません。
とはいえ、『ジョーカー』は3DSで『ペルソナQ2』などのスピンオフ作品が出ていたのに対し、『ニーア オートマタ』は本当に任天堂のハードと関りがなく、今のところ参戦に繋がる情報はまったく出ていませんでした。
ところが、『ニーア オートマタ』のプロデューサーを務めていたスクエニの齊藤陽介さんは、2018年12月のニコニコ生放送『ゲーム界隈井戸端会議』にてジョーカーの参戦を取り上げ、『参戦させたの桜井くんでしょ?ニーアが呼ばれなかったのが悔しい』とコメントしており、可能であればスマブラに出したかった事を打ち明けています。
また、DLCなどが封入された新装版『ニーア オートマタ ゲーム オブ ザ ヨルハ エディション』が発表された時も齊藤さんは『スマブラ参戦かと思った!』とコメントしながらリツイートしており、今も少なからず意識はしているようです。
2Bのスマブラ参戦かと思ったじゃないか!
という訳で、まだ #NieR を遊んでない友人知人家族親族の方にぜひお勧めしてあげて下さい。#ニーア https://t.co/LluLLcx9sj
? 齊藤陽介 Yosuke Saito (@SaitoYosuke_Z) December 11, 2018
スマブラのDLCはファイターパス以降も追加ファイターの制作が発表されましたが、そちらも基本的には任天堂が候補をリストアップして桜井さんが決定する形式らしく、まったく関わりのない『ニーア オートマタ』を指定するかは不透明です。
しかし、ここ数年でリリースされたタイトルの中では『ペルソナ5』と並んで爆発的な人気があったので、出せるのであれば出して欲しい…というファンの意見も多いかもしれません。
誰が参戦しても大丈夫なオーバーウォッチ
インターネットの環境が整った近年ではオンライン対戦をメインにしたゲームも少なくなく、2016年にブリザード・エンターテイメントが発売した『オーバーウォッチ』も大きな人気を博しました。
チーム対戦型のアクションシューティングゲームで、6対6のヒーローによるバトルが行われますが、純粋に相手を倒し続ければ勝利に繋がるわけではなく、オブジェクトやエリアを如何に確保できるかが重要になってきます。
『オーバーウォッチ』はPC版の他にもPS4版、Xbox One版(海外のみ)が発売され、2019年10月16日にはニンテンドースイッチ版もリリースされているので、触れた事のある方も多いのではないかと思います。
海外のゲーム情報メディア『IGN』は、ブリザード・エンターテイメントのディレクターを務めたジェフリー・カプラン氏に『スマブラにどのキャラクターを出演させたいか?』を聞いたところ、『どのキャラクターでも使ってください。我々はどのキャラクターも大好きですから』と回答し、スマブラの参戦に肯定的である事を明かしました。
もしも誰か1人を選ぶとしたら、パッケージにも描かれている『トレーサー』を選ぶとコメントしていて、『オーバーウォッチ』を代表するキャラクターとしてもピッタリかもしれません。
トレーサーは『パルス・ピストル』という連射力に優れた銃を両手に持っていて、この銃による射撃が基本的な攻撃になります。
すでにスマブラには『ベヨネッタ』が2丁拳銃を携えて参戦していますが、FPSのゲームから参戦しているファイターは未だにほとんどいないので、他のファイターにはない個性も持たせられると思います。
ただ、トレーサーはパルス・ピストル以外には広範囲に爆発を起こす『パルス・ボム』くらいしか攻撃手段がないので、近接攻撃などはすべてオリジナルになりそうであり、それがどこまで原作のイメージを崩さずに作れるかがカギになりそうです。
しかし、オーバーウォッチは発売から1ヶ月足らずで全世界のプレイヤー数が1000万人を突破したと発表されており、デジタルコミックやwebアニメも公式サイトで公開されているいて、その知名度は非常に高く、スマブラに参戦してもキャラクターの違和感は意外と少ないかもしれません。
より多くの人に知って貰えるなら構わない東方Project
スマブラSPにも『ショベルナイト』や『シャンティ』、DLCで『アンダーテール』などインディーゲームの要素が少しずつ増えてきましたが、日本の代表的なインディーゲームに『東方Project』があります。
東方はZUNさんが基本的に1人で開発しているタイトルで、その1作目はプログラムの練習のために作られたブロック崩しゲームでしたが、1996年から20年以上続いている、インディーゲームの中では異例の長寿タイトルです。
1998年の大学卒業に伴って一時的にシリーズの開発は止まっていましたが、2002年にサークル名を『上海アリス幻樂団』に改称し、ここからジャンルも縦スクロールの弾幕系シューティングゲームで定着しています。
その音楽のクオリティの高さと、熟練のプレイヤーでなければ簡単にはクリアできない難易度から一部のユーザーに人気が高まり、2000年後半にはニコニコ動画を筆頭とした二次創作で一気に火が付いたという、かなり稀有な例で一躍有名になりました。
東方はZUNさんが日本の神話や伝承をモチーフにしている部分が大きく、それ自体が二次創作のようなものだとコメントしており、第三者による二次創作にも寛容な姿勢をみせていました。
イラストや音楽だけでなく、二次創作でゲームを開発するサークルも登場し、今では『Play,Doujin!』というプロジェクトで二次創作ゲームがニンテンドースイッチやPS4でも購入できるようになっているので、『東方』はもはや1つのジャンルとして広く知られています。
そんな東方Projectの原作者であるZUNさんですが、2019年10月に公開されたネットインタビューでは『スマブラに出たい』とコメントしていて、メジャーな展開を嫌っていると思われていたこの発言にはファンも少なからず驚いているようです。
ZUNさんが二次創作を許容していたのも、自分の作ってきた『東方』という作品が独り立ちしてどんどん広まって欲しいという思いがあり、スマブラに関しても『色んなゲームに東方のキャラクターが出て、勝手に東方が有名になっていって欲しい』とコメントしているので、参戦に対しても前向きに考えているようです。
日本でも東方は少し好みの分かれている印象がありますが、実際に参戦は難しいのか?をまとめた記事を過去に公開していますので、良ければそちらも見てみてくださいね。
どのくらいまでゲストが参戦して欲しい?
と、このように他社から要望の出ているキャラクターは数多くいるのですが…、桜井さんは任天堂のキャラクターよりデリケートな扱いになるので、なかなか簡単にゲストキャラは増やせない事を明かしています。
実際に、任天堂のキャラクターはスマブラの参戦に合わせて色々と脚色されていますが、他社のキャラクターは勝手に脚色する事が難しく、できる限り原作の動きをスマブラに落とし込むよう作られています。
しかし、これだけ有名なゲームのキャラクターが集まるとなると、その舞台に参戦する事はキャラクターにとって一つのステータスであり、開発者にとっても目標になっているのかもしれません。
また、ゲストキャラクターの数はどうしても限られてしまいますが、代わりにコラボレーションしたMiiのコスチュームは多数用意されており、それだけコラボを望まれているキャラクターが多いのも事実だと思います。
ファイターパスは4人目の『テリー』までが発表されましたが、5人に留まらず6人目以降のファイター制作も決定し、今後の発表にも注目です。