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あの『ピカチュウ』が、公式でムチムチの美女になっていたかもしれなかった

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どうもみう太です(ΦωΦ)

Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)版の『ポケットモンスター』は開発中と明かされながらも、先日のニンテンドーダイレクトではまだ発表されませんでしたね。

恐らく今年のE3で大きく発表されそうな予感がしますが、私もオメガルビーで色々ポケモンを育てていたので、また久しぶりに遊びたいと思っています(ΦωΦ)

ピカチュウが公式で擬人化されていたかも…?

ポケットモンスターと言えば、アニメや『大乱闘スマッシュブラザーズ』でも大活躍な『ピカチュウ』ではないでしょうか。

小さくて可愛らしいデザインは日本のみならず世界でも受け入れられ、今ではゲームを遊ばない人でも知っているほど有名なキャラクターになりました。

しかし、もしかしたらこのピカチュウが黄色い電気ネズミではなく、まるで人のような姿になっていた可能性もあったようです。

日本で大ヒットした遅咲きのタイトル

そもそも、ゲームボーイの初代『ポケットモンスター』は1996年に発売されましたが、ゲームのアイデアは1990年頃からすでに意見が出ており、ゲームボーイなら半年ほどで完成できるだろうと開発が進められました。

ところが開発の途中で作りたいものが次々と増え、1年半ほど試作が続けられていましたが、開発を担当していた『ゲームフリーク』の資金や開発力を強化するべく、『ヨッシーのたまご』や『マリオとワリオ』といった別のタイトルの開発に切り替え、ポケモンはしばらく開発が保留となっていました。

『ヨッシーのたまご』や『マリオとワリオ』は世界的にも成功し、その結果ゲームフリークにも多くの利益が入ったので、保留からおよそ3年後にようやく『ポケットモンスター』の開発が再開したそうです。

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最初期の構想から6年後の1996年、ようやく記念すべき1作目『ポケットモンスター赤・緑』が発売されましたが、ゲームボーイ本体の発売は1989年であり、新しいハードに注目が集まりつつある中、ポケモンはそこまで期待されていませんでした。

実際、初週の販売実績は『赤』と『緑』の両方を合わせて23万本程度であり、特筆するほどの結果を出してはいなかったようです。

しかし、その後アニメが放送されたり、『コロコロコミック』で漫画が連載されたり徐々に知名度を広め、交換や対戦の為に友人を巻き込むような形で売れ続け、最終的には赤が418万本、緑が404万本、合わせて822万本という驚異的な売り上げを記録しました。

私が最初に買ったのは緑でした(ΦωΦ)

海外向けにデザインが変わるかもしれなかった

日本での販売が成功すると、当然海外での展開も視野に入ってくるのですが、当時ゲームフリークの開発者は海外での成功率は1割程度だと考えていました。

理由については、『ヨッシーのたまご』や『マリオとワリオ』はゲーム中にほとんどテキストを読む必要が無かったのに対して、ポケモンはしっかりとセリフやテキストを読まなければ物語や世界観が理解できないので、当時の常識として直感的に遊べないゲームは海外でウケないと言われていました。

更に日本では3文字~5文字で表せるような名前であっても、海外のアルファベットでは少なくとも10文字程度が必要になったり、かなりの部分をプログラムから書き換える必要も出ていました。

プログラムを書き換えながらポケモンの名前を変更したり、テキストを英語に翻訳したり…、ここまで労力をかけてまで海外展開をする必要があるのかも疑問だったようです。

また、ポケモンのデザインについても『可愛らしさ』が前面に出たポケモンが多く、アメリカ側のスタッフからは『可愛すぎる』と良い反応を貰えなかった事を明かしています。

アメリカでは『ヒーローは筋肉質で格好いい』というイメージが強く、日本で人気のある中世的な男性や、マスコットのような可愛いキャラクターは『弱い』という認識が根付いていました。

そこで、アメリカ側はポケモンの代わりのデザインを提示してきたのですが、それはミュージカルの『キャッツ』のようで、ピカチュウであればトラ模様で胸の大きい、今で言うコスプレのような別のキャラクターになっていたそうです。

当時の記事はこちら

結果的に『どうせダメなら日本版と同じ形で出してやろう』と、今の慣れ親しんだポケモンのデザインで海外展開が始まりましたが、もしこの時に海外を意識して設定を変更していたら、すべてのポケモンが公式で擬人化されていたのかもしれません…。

それをモンスターボールで『捕まえる』というのも問題がありそうですが…(ΦωΦ)

海外で人気のあるポケモンのデザインは?

かろうじてムチムチ化を免れたピカチュウですが、もしそのようなデザインに変更されていたら、海外でどのような評価を得ていたのかは気になるところです。

2016年にゲームメディア『IGN』はアンケートを作成し、外国人の選んだ好きなポケモントップ10を公表しました。

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ランキングは

1位:リザードン
2位:ミュウツー
3位:カメックス
4位:ルギア
5位:カイリュー
6位:ミュウ
7位:レックウザ
8位:サンダー
9位:バンギラス
10位:ゼクロム

ランキングを見てみると6位のミュウ以外は『かっこいい』タイプのポケモンで埋め尽くされており、強さと見た目を兼ね備えたポケモンが人気のようです。

一方、近年では『サーナイト』や『ミミロップ』など女性のフォルムを思わせるポケモンもいますが、取りあえず上位には入っていませんでした。

(トップ10というハードルが高すぎるのもありますが…(ΦωΦ))

しかし、初代~金・銀のポケモンの人気が全体的に高く、やはり昔から馴染みのあるデザインの方が親しみやすいようで、擬人化されていたポケモンが当たり前の世界であったら、また結果は全然違ったのかもしれません。

それはそれであったら面白かった?

ちょっと気になるのは、すべてのポケモンが擬人化のようになるのではなく、日本では可愛らしいデザイン、海外では擬人化のデザインと2本化されていたかもしれないところですね。

現在ポケモンはナンバー808まで用意されており、これがもし日本と海外で分かれていたら1616匹のデザインになっていた事になります。

もちろん作業量などを考えればそれは非常に厳しく、ここまで大幅にポケモンの種類を増やす事も出来なかったと思いますが、それはそれで今となっては少し見てみたかったかもしれません。

人型のピカチュウが放つ10まんボルトやでんこうせっか…、どのような表現になっていたのか気になるところです(ΦωΦ)


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