どうもみう太です(ΦωΦ)
本日2018年3月27日は、スーパーファミコン用ソフト『星のカービィ3』が発売されて丁度20年らしいです!
Twitterでたまたま見かけなければ、そんな事気づかなかったぜ…。
原点の面白さが詰まったカービィ3
スーパーファミコンで発売されたカービィと言えば『星のカービィ スーパーデラックス』が代表的ですが、その2年後に発売されたのが『星のカービィ3』なんですよね。
スーパーデラックスではコピー能力にコマンド技が追加され、複数のシナリオや2人同時プレイなど、様々な新要素が盛り込まれていました。
それに対して『星のカービィ3』は原点の面白さを前面に出しており、6匹の仲間と合体して力を合わせながらステージを突破していくのが醍醐味になります。
スーパーデラックスと比べて評価の分かれる作品ではありますが、水彩画のようなグラフィックはとても可愛らしくて、個人的にも大好きなタイトルの1つです。
しかしグラフィックの可愛さとは裏腹に、ところどころ子供にトラウマを与えるような怖い演出もあり、それが当時が結構話題になっていた…と思います(ΦωΦ)
宣伝文句は『もっとサクサク遊びたいよね。』
星のカービィ3の発売前の宣伝文句は『最近のゲームってむずかしすぎ。もっとサクサク遊びたいよね。』であり、子供から大人まで、アクションゲームが苦手でもクリアできる事がアピールポイントになっていました。
実際カービィのアクションは比較的シンプルで、難しいところも空を飛んでいけばある程度ラクをして進む事も出来るのですが…、実はこのゲームも思いのほか簡単ではなかったりします。
決して理不尽という訳ではないのですが、これまでのカービィシリーズと比べてもステージの難易度はやや高めで、更にコンプリートをする為には高難易度のミニゲームのクリアや、わずかな情報から謎解きをする必要もあり、歴代でもトップクラスで達成率100%が困難になっています。
ミニゲームは『一斉に出てくるゴルドーの色を覚えて答える』や、『5つの音の中から指定された音を選ぶ』といった記憶系のものが多く、子供がクリアするには非常に難しい上、1回でもミスをするとステージを最初からやり直す必要があります。
また、指定された仲間をゴールまで連れていくステージがあるのですが、リックを連れていくステージでは、カービィのホバリングが使えない状況で狭い足場を乗り移っていく必要があり、こちらも屈指の難易度を誇っています。
そしてラスボスも例外に漏れず非常に強力で…、私も子供の頃は全然クリアできなかった覚えがあります(ΦωΦ)
歴代で最も恐ろしい顔のウィスピーウッズ
星のカービィと言えば、最初に立ちふさがるボスは『ウィスピーウッズ』が定番になっています。
星のカービィ3でも相変わらずウィスピーウッズがステージ1のボスなのですが、他の作品とは違った戦い方をしてきます。
まず、ウィスピーウッズは通常リンゴを木から落としてくるのが定番ですが、本作のウィスピーウッズはリンゴを木から落とすのではなく、何故か口からリンゴやらナスやらを吐き出してきます。
どういう構造だ。
もちろんカービィはそれを吸い込んで吐き出せば簡単に倒せるのですが、ウィスピーウッズも体力が半減すると様子が変わり、なんと恐ろしい顔でこちらを歩きながら追いかけてきます。
口から吐きだしていた果物や野菜も腐っており、地面にぶつかると潰れて残り続けます。
この状態であっても決して強い訳ではないのですが、何も知らずに遊ぶとその豹変ぶりに驚き、幼心にはなかなかインパクトのあるデザインになっています。
腹を割って襲い掛かるデデデ大王
デデデ大王もカービィシリーズでお馴染みのボスですが、星のカービィ3ではデデデはダークマターに乗っ取られており、これまでの作品とは違った行動パターンを持っています。
最初はいつも通りのハンマー攻撃や、ジャンプからの押しつぶしを狙ってきますが、体力が一度尽きるとダークマターが表に出てきて、空中をフラフラと彷徨いながらカービィに攻撃をしかけてきます。
ダークマターに乗っ取られたデデデは好きなように操られており、なんと腹を半分に割って牙を剥き出しにし、そのままカービィを飲み込もうと迫ってきます。
身体は大丈夫なのか。
こちらもアクションに慣れていれば勝てると思いますが、2年前の『スーパーデラックス』のデデデと比べると格段に強く、何回か挑戦してパターンを掴まなければ苦戦するかもしれません。
ウィスピーウッズと同じように、その見た目の変わりように衝撃を受けた子供も多いかと思います。
圧倒的な強さと難しさのラスボス戦
ナンバリングのカービィシリーズの多くは、最後にポップスターの侵略を狙っていた『ダークマター』と戦う事になるのですが、星のカービィ3でも最後にダークマター族の親玉的存在である『ゼロ』が待ち構えています。
星のカービィ3の基本はアクションゲームなのですが、ラスボス戦に限ってはシューティングゲームのようになり、その操作性の違いから戸惑った人も多いかもしれません。
ラスボスは3連戦になっており、最初に登場するダークマターを倒したとしても、その後登場する『ゼロ』と『ゼロ最終形態』も倒さなければクリアとなりません。
特に2戦目のゼロが非常に強く、放ってくる攻撃が避けにくい弾道で飛んでくる上、なんと120発以上の攻撃を当てなければ倒す事が出来ないので、真のエンディングを迎える為の最大のハードルになります。
そして演出に関しても『血』を連想させるものが多く、ゼロの真っ白な身体に亀裂が入り真っ赤な弾を撃ってきたり、ゼロから最終形態に移り変わる時に赤い飛沫が大量に出てきたり、強さと相まって当時のトラウマとして有名でした。
しかしシューティングに慣れていない場合は最終形態にたどり着く事も難しく、それが幸いして怖い演出を見ていなかった…、という人もいるかもしれませんね。
仲間のグーイもラスボスと同じ種族
最新作『星のカービィ スターアライズ』にもアップデートで登場する『グーイ』は、星のカービィ2で回復アイテムのような役割で初登場し、星のカービィ3ではヘルパーのような2Pキャラクターとして登場しました。
黒くて丸く、柔らかそうな見た目は癒し要素の塊ですが、実はラスボスであるダークマターと同じ種族であり、何故カービィたちと仲良くしているのかは分かりません。
邪心のないダークマター族であると説明されていますが、ラスボス戦のシューティングではダークマターと同じオレンジ色の花びらのようなものが付いており、同種族である事を強調しています。
一方、通常のダークマターと異なる点としては目が2つあったり、舌を伸ばして何かを食べる事が出来たり、誰かに乗り移るという事が出来なかったり、かなりカービィに近しい特徴を持っています。
因みに海外版の『星のカービィ2』には妹(らしき)『ブロッブ』というキャラクターがいるのですが、彼女はピンク色のような色味をしており、こちらも一般的なダークマター族とはだいぶ違うようです。
この意味ありげな設定は今後の作品にも活かされそう…だったのですが、ご存知の通り後の作品ではほとんど出番がなく、スターアライズをきっかけにまた活躍の場を広げて欲しいところです。
今でも正体不明な偽物、バタモン
星のカービィ3にのみ登場するザコ敵として、『バタモン』がいます。
このキャラクターはただ歩いているだけで人畜無害なのですが、その見た目はカービィにそっくりであり、何とも言えない不気味さを醸し出しています。
顔は常に笑顔ですが変化に乏しく、その顔のまま落石に潰されそうになっていたりと、存在自体が今になっても謎に包まれているキャラクターの1人です。
基本的にはカービィのたどり着けない場所を歩いており、触れる事も出来ないのですが、1箇所だけ隠し通路を通る事でバタモンの部屋に入る事が出来ます。
しかし対面しても襲ってくる事もなく、笑顔のまま吸い込まれていく姿も少し怖い…かもしれません。
カービィ3もう一度やりたい
私が星のカービィ3を遊んだのは小学生の頃で、『星のカービィ スーパーデラックス』と違いリメイクされていないので、あれからずっと遊んでいませんでした。
ただあの綺麗なグラフィックは『ヨッシーアイランド』や『スーパーマリオRPG』と並んで印象に残っていて、また遊んでみたいなと思う作品です。
最近のカービィシリーズは可愛らしくコミカルで、ゲームに慣れていない女の子でも楽しめる作品だと思いますが、この頃のカービィを綺麗なグラフィックでリメイクしたら一変、子供に大きなトラウマを与える一作に…?なってしまうかもしれません。
とにかくゲーム内のヒントが少ないので初見ではコンプリートが難しいのですが、是非可能であれば復活させて欲しいタイトルだとも思います(ΦωΦ)